2007年6月26日火曜日
Royal Copenhagen
6月16日。ヘルシンキ/ストックホルムの旅行から戻り、一休みした所で、母をコペンハーゲンへ案内する事にした。
残念な事に大雨だったが、19日には母が帰国してしまう為、行ける時に行っておこうと、皆で雨具を着て出発。マルメの駅に着き、カフェで温かいラテを買ってコペンハーゲン行きの電車に乗り込んだ。
コペンハーゲンはマルメより天候が悪く、靴やジーンズの裾が雨でビタビタになってしまい、大変歩きにくかった。土曜日は、ほとんどの店は5時に閉店なので、とにかく母が観たいという所から街をまわった。
まずは、中央駅から徒歩10〜15分のストロイエにある、ロイヤルコペンハーゲンの本店。私達も中に入った事がなかったので、以前から気になっていた。
建物は3階に分かれていて、グラウンドフロアーには食器やカップ類、エプロンや傘が置かれており、地下の二級品コーナーでは、普通の値段より少し値引きした品が手に入る。
3階に行ってみると、博物館と実際絵付け作業を見学できるスペースがあった。
職人に、一日に何枚の皿に絵を描くのですか?と質問したら、「それは難しい質問。皿の大きさや柄にもよるけど、一日8時間は描かなくてはいけないのよ。」との返事。
この職人はロイヤルブルーの花柄模様だけをスペシャライズしているので、他の物(カラーの花柄やフィギィア)は一切手を触れないらしい。一度間失敗したら始めからやり直しなので、かなりの集中力が必要だとか。丁寧に絵付けをする作業をみて、どうして値段が高いのか分った気がした。
絵付け作業場の後ろのケースには、これでもか!という程のイヤープレートが飾ってあった。母が持っているプレートも数枚あったらしい。3階は博物館にもなっており、食器を通して1775年からの古い歴史が目で楽しめる様になっている。
建物を一周した所で、お腹が減ったのでランチにしようといったものの、外は大雨で店から出る気分にはならなかった。ふ、と外を見るとすぐ隣にカフェらしき物があったので、そこに入ってみる事にした。
どうやらここは、ロイヤルコペンハーゲンのカフェらしい。インテリアがとてもモダンでオシャレ。
ランチタイムだったせいか混んでおり、座る所がないね〜と諦め半分になっていると、着物を着た日本人のウェイトレスが「こちらへどうぞ!」と奥のテーブルまで案内してくれた。
メニューをみてわかったが、ここはイースト(日本)とウエスト(デンマーク)の文化をミックスしたユニークなコンセプトのカフェで、デンマークで有名なオープンサンドも寿司風にアレンジされている。
例えば、オープンサンドの具に、うなぎと卵焼きがあったり、カフェの壁に相撲や日本のアニメキャラクターが、ロイヤルコペンハーゲンの食器と共に描かれていたり…。
な〜るほど。だから、あの人も着物姿なんだ!と一人で納得。
しかし、オープンサンドの寿司のように小さいサイズには驚いた。直径5センチ有るかないか位の黒くて固い薄切りパンに具がのっただけで、1つ45デンマーククローネ。ランチタイムスペシャルは3つで120クローネ。
うぅ…寿司より高いかも(汗)ランチスペシャルを食べたとしても、お腹一杯になる人はいないだろう。
ランチを終え、再びロイヤルコペンハーゲンに入り、母は3階の博物館を見学した。入り口にあるソファーに座っていると、大雨にもかかわらず、雨具を着た観光客達が絶えず入って来たのには驚きだった。(私もその中の一人だって?!)
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